先日、ブチファームとして、今年度廃校になった小学校の跡地活用を含めた地域活性化の検討会に参加してきてきました。
広島大学の学生と中国財務局の職員さんが来られて、ブチファームの拠点である小原地区をどのように変えていけば活気を取り戻すことができるかというプランを提案してくださいました。
地域の食材を使ったパン屋さんを開業
ビアホールの設立
サバゲーフィールドの整備
カフェの開業
寺子屋の開業
自動運転車による送迎
など、内容はさまざま。
「ブチファームとしてどう関わることができるか」という視点で聞いていたのですが、
どれも新たなものをそれなりに大掛かりにつくる、というもので、いまいちイメージがわかないという印象でした。
たしかに「あれば楽しいかも、にぎわうかも。」という気はするのですが、
誰かやりたい人はいる?
お金はどうする?
人手は足りる?
というハードルがどれもクリアできていないような。
やはり地域を活性化させるというのはそう簡単にはいかないのか…
と思っていたのですが、摂南大学からいらっしゃった教授がこんなことをおっしゃっていました。
「地域活性化、と言うと、『何か作らなきゃ!』『大きく変化しなきゃ!』と考えてしまうことが多いです。
でも、やろうとすることが大きいほど、たくさんの書類とハンコが必要になって、大変な作業になってしまいます。
スタートしたからにはやらなくてはいけないのでみんな必死になってこなすのですが、
いずれ『あれ?こんなことがやりたかったんだっけ?』という気持ちになってきて、プラン自体が成功したとしても地域住民のためにならないようなこともあります。」
「地域活性化の成功事例は時代によって変わってきていて、
もともとその地域にあるものを見方を変えて活かしたり、
1人、2人によって行われるような小さな試みがいろんな場所で生まれたりすることによって地域活性化につながるという事例が増えてきています。」
これがまさにブチファームが目指すべきところです。
地域の若者が少人数で集まって、
地域にある耕作放棄地と農機具を使い、
地域の市場や祭りに出品し、喜んでもらう。
地域の外へも宣伝し、広める。
こういったことをコツコツ積み重ねていくことが、地域の活性化につながるはずです。
ブチファームのことを知って、同じようにやってみたい!
と思ってくれる人が現れるようになれば、より活気づくことでしょう。
来年はさらにいろんなことに挑戦し、多くの人に知っていただくことで地域の活性化に貢献したいと考えています。
この広島大学、財務局との検討会は来月にも行われるので、次回も参加する予定です。
次はどんな提案が出てくるか、楽しみです。またこちらで内容を報告させていただきます。